輪廻転生とか、生まれ変わりについて。
スピリチュアル系の教えでは、魂の転生回数が多い人ほど成熟した魂の持ち主、らしいです。私の記憶に間違いがなければ。
しかもリラ系の魂とか、ベガ系の魂とか、色々な系統があるそうで、はぁ~という感じ。
中には何万回と生まれ変わった人もいるらしい、です。
でもそれだけ生まれ変わったにもかかわらず、現世では相変わらずぱっとしない普通の人、というのは一体どういうことなのか。
そんな有名人、聞いたことないですよ。
それだけ生まれ変わっていれば、もう人間の次元を通り越して、それこそ神のようになっていてもおかしくないはず。
少なくとも、私はそう思います。
結局はこれも、スピ系あるあるの”選民意識”の一つではないですか。
彼らは何故か、自分は他の人とは違う、と思いたいのです。
彼らのそういったところが鼻についたから、私はスピリチュアルから離れることになった訳なのですが。
今ではそれに感謝しています。分かりやすくてありがとう、です。
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私がかつて属していたバリ・ヒンズーでも、輪廻転生、というか、生まれ変わりの概念があります。
しっかりと彼らの生活、そして文化に根付いています。
何しろ、家族内で輪廻転生を繰り返すのですから。
そりゃ日常生活に影響しますよね。
バリの人達はみんな、自分が家族の誰の生まれ変わりかを知っています。
生まれてから何日か、何か月目かで、口寄せみたいなところに尋ねに行きます。
彼らに、この子は家族の誰の生まれ変わりなのか、教えてもらいます。
王族に生まれた人は何度生まれ変わっても王族で、農家に生まれた人は永遠に農民。
非常に上級カースト、祭司、王族、貴族にとって都合よく出来た話です。
そして残りのバリの8割の平民にとっては、余り嬉しくない話です。
特に貧乏な家庭に生まれた人にとっては、全く希望の無い話。
彼らは永遠に貧しい家庭に生まれ続けなければいけないのですか?
流石は悪魔教ヒンズーです。
金星の呼称は「明けの明星」。明けの明星は悪魔の頭「ルシファー」を指します。
ルシファー(悪魔)がヒンズー教ではサマト・クマーラと名前を変え、人々の信仰の対象となっている、という訳です。
彼らの最高神の一つブラフマーも、サマト・クマーラを生んだのですから、悪魔になります。
ヒンズーの神は悪魔だらけですね。そりゃ、教えが悪魔的になって当然です。
そしてヒンズーと言えば、カースト制度。
最初、その内訳を知った時、何で祭司が王族より上位なのかと不思議に思いましたが、宗教から来ているからなんですね。
普通は王様が最上位ですよね。国を治めているのですから。
ヒンズーの祭司たちはそんな王様よりも、自分達を上に置いたのです。
権力志向が強過ぎて、俗物過ぎて、煩悩あり過ぎです。
こんな人達がどうして神に仕えることが出来るのか…。
一体どんな罰ゲームなの、って思いませんか。
自分の子供が自分の祖父の生まれ変わりだった、とか、前世では夫婦だったが、今は兄妹として生まれ変わっている、なんて話、バリ島では良く聞く話です。
私はそれを聞くたび、気持ち悪くてゾッとしていました。
だって…なんか近親相姦みたいじゃありませんか。
前世を考え出したらキリがなく、頭が混乱するだけです。
嘘は、つき続けなくてはいけません。
だから話がどんどんメチャメチャになり、収集がつかなくなっていきます。
逆に真実はどこまでもシンプルです。
とても分かりやすいです。
頭がスッキリします。
人生は一度だけ。
どうです、どこまでも分かりやすいではありませんか。
そのシンプルさのあまり、質問さえ出てこないでしょう。
更により正確に言いますと、肉体としての生は一度だけ、です。
あなたの霊魂は、霊界で永遠に生き続けます。
そこは間違えないで下さい。
私達は死んだら消えてお終い、ではないのです。
死んだ後に行く霊界で、出来るだけ良い場所に行くために、霊魂を成長させるために、この肉体の生が与えられました。
これが真実です。
全てを支配される神様が私達を救うため、肉の生を与えて下さいました。
神様は私達にこの生で義を積み、霊魂の次元を高めていくことを望まれています。
それが私達が生まれて来た目的です。
そしてそのチャンスは一度だけです。
神様は一度を生かせない人に何度与えてもムダだ、ということをご存じだからです。
(神様は人間のことを人間以上にご存じな方です。何しろ創造主ですから。)
どうですか。
私にはこちらの考えの方がしっくりとするし、理解できます。
少なくとも、”生まれ変わり説”のように、頭が混乱することはありません。
真実はどこまでも分かりやすくてシンプルなんですね。
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最終更新日 : 2021-03-21